最近、場内の木々にメジロが遊びに来てくれるようになりました。
静かな朝、コーヒーを淹れながら彼らのさえずりに耳を澄ます。そんなひとときが、今のmagichour campの日常です。
でも、この景色は当たり前のものではありません。
私たちは今、サイトの外に広がる森を「本来の姿」へ戻すという、大きな挑戦をしています。
かつて150年前、ここには人と自然が調和した豊かな暮らしがありました。しかし、戦後の植林によって密集した杉や檜が、かつての石垣を崩し、沢を抉ってしまいました。
私たちは、人が苗を植えるのではなく、土の中で眠る種が自らの力で芽吹くのを待つ「天然更新」という非効率な森づくりを選びました。
今年で5年目。
キャンプ場の4倍もの広さがあるエリアで、草を刈り、光を入れ、ひたすら見守り続けてきました。
そうしてようやく顔を出した、桜や椎の木、そしてかつての茶の木たち。
その生命力は、植えられた木とは違う、力強さに溢れています。
メジロたちがいつか、私たちがまだ見ぬ花をついばみに来る。
私たちが朽ちた後も、ここが「magichour(魔法の時間)」と呼ばれる豊かな森であるように。
今年も森の呼吸に歩幅を合わせて、一歩ずつ進んでいきます。
皆さんも、この「育ちゆく森」の一部を、感じに来てください。