キャンピングカーといえば、ごっついボディーで高額で、一般的になかなか敷居が高いものでした(もちろん最近はレンタカープランも充実しています)。キャンプのいろいろなニュースを見ていると、最近よく目に留まるのが「軽キャンピングカー」。かなり人気だそうです。
これは2つの意味で実感できます。一つは手軽さ。何しろベースが軽自動車です。コンパクトで運転しやすい、停めやすい、維持費も安い。そして普段使いもできます。当キャンプ場に来られる軽キャンパーのお客様は「通勤にも使っている」とおっしゃっていました。
二つ目が絶妙に「キャンプの敷居」を下げていることです。言い換えれば、初心者でも車中泊することでキャンプの煩わしさなく、アウトドア(っぽい)遊びができるということです。
設営も撤収も要らないし、雨でも冬でも大丈夫、車中泊でもいいし、テントやハンモックで寝てもいい。もっと言うなら、泊まらずにいつでもそのまま自宅に帰るという選択肢もある。外遊び(アウトドア)とインドア遊びをつなぐハブにもなれて、虫や野生動物からも保護されるしセキュリティーもOK、自分だけの秘密基地のような構築していく楽しみもある。
全てがいいとこ取りの中間的なフレキシブルさがあるのです。キャンプか否かのイチ/ゼロの世界に、軽キャンプというグレーなエリアができることで、いい意味で肩の力を抜いたユルいキャンプが実現できるのだと思います。
軽キャンパーが増えて、多くの方がもっとキャンプを手軽に楽しめるようになるといいなと思います。