クマに関する最新情報(目撃/出没情報、キャンプ場の対策など)

登録日: 2025/01/15

クマに関する最新情報


営業期間中はこちらでキャンプ場周辺のクマの目撃や出没に関する情報を公開します。

【クマの目撃・出没状況】 ※2025年1月11日 更新

現在「冬季閉鎖中」のため情報はありません


キャンプ場の営業状況・ご滞在中における制限事項】 ※2025年1月11日 更新

現在、下記対策の上「通常通りの営業を予定」しています
屋外におけるBBQ禁止などの「ご滞在中における制限事項」はございません


※今後のクマの出没状況によっては、営業内容の変更や、ご滞在中における一部行動制限をお願いする場合がございます。その際はこちらのページにて最新情報をご案内いたします。



胡桃島キャンプ場の対策


胡桃島キャンプ場では、ヒトとクマが不用意に出会うことを防ぐために、ヒトとクマのエリアの境界をより明確にしていくことを含めて以下の対策を行っております。

● キャンプ場敷地内の下草刈り・枝打ちを行い、見通しの良い森を維持しています
キャンプ場内で快適に過ごしていただけるような整備はもちろん、見通しが悪くなるような茂みを極力減らし、野生動物にヒトの存在をより意識・警戒してもらえるような場内整備を、森林管理署の指導・アドバイスを受けながら実施しています。

● キャンプ場内でバクチクを鳴らしています
キャンプ場内・周辺はヒトのエリアであることを示すために不定期に実施しています。
音による効果の他、火薬の匂いはクマに対して忌避効果があると言われています。

● クマ鈴の貸出を行っています
ご来場の方へは「簡易クマ鈴」を貸出しております。(無料・要返却)
登山用の高く澄んだ音色が遠くまで聞こえるクマ鈴はより効果的ですので、お持ちの際は持参いただくことをおすすめいたします。

● 散策の際、ヒトが通ることをクマに知らせる「鐘」を設置しています
コテージ~キャンプサイト間の林道など、ヒトの気配が少なくなりがちなポイントを中心に設置しています。

● 各関係機関と連絡体制を取り、クマの目撃に対して常に情報共有を行っています。
高山市、地元猟友会、濁河温泉エリアの周辺施設などと密に連絡が取れるような体制を構築しています。


※2024年シーズンの対策内容を精査・強化し、より効果的な対策を追加して実施していく予定です。また、今後も効果的と考えられる対策は随時実施していきます。



お客様ご自身におかれましても、以下の点にご注意ください


● 場内での単独行動を避ける 
大人の方におかれましてもできるだけ単独行動を避け、ご家族やグループ単位で行動してください。クマの活動が活発になると言われている早朝・夕方の時間帯は特にご注意ください

● クマ鈴などの音の出るものの装着
クマはもともと臆病な動物。人間の存在を先に気づいてもらうことが大切です。管理棟にて簡易クマ鈴の貸出もございます。

● 食材や生ゴミなどを絶対に外に放置しないこと
テントサイトでは、食材・生ゴミなどは居住スペースとは離れた車の中などの密閉できる場所で保管を。コテージでは、食材・生ゴミなどは必ず室内に保管を。



クマに出会ってしまった時は


上記の対策や注意を払うことで、まずはクマに不用意に出会わないようにすることが大切です。それでも不意にクマに遭遇してしまった場合は、下記の情報を参考に身の安全を確保するようにしてください。

1.距離が離れている場合(100m)


●クマがこちらに気がついていない場合
・気づかれないように、静かにゆっくりとその場から離れましょう。
●クマがこちらに注目している、気付いているがこちらを無視している場合
・クマの様子をみながら、静かにゆっくりとその場から離れましょう。
●こちらに気付いていて、ゆっくりと近づいてくる場合

・興味本位で近づいている可能性もあります。
車の中や近くの頑丈な建物内(コテージ、避難小屋、トイレ)へ避難をしてください。
・テント内に避難する、テントに留まる行為は非常に危険です。
クマとの距離がって余裕がある場合は、食事・食材を車や建物内に移動し、クマに不要に奪われないようにしましょう。

2.不意に遭遇した場合(20~50m)

●クマが藪からのっそりと立ち上がる、道にひょっこりと出てきた場合

悲鳴や大声を上げたり大きな音を出したりしてクマを興奮させないこと。あわてず、万が一の突進に備えながら、静かにその場から移動しましょう。
・その場から離れる際は、急な動きは避け、目を逸らさず(ただし睨みつけずに)背中を見せずにゆっくりと後退しながら遠ざかっていくこと。
●クマが立ち上がって、または四つん這いのまま鼻をヒクヒクさせている

・相手を確認するための行動です。こちらがいつまでも動かずにいると、敵対行動と受け取られる可能性もあります。

3.近距離での突発的な遭遇(20m以下)

●落ち着いて!静かに!走らない!
・ヒトと同様、クマも突然の遭遇にビックリしています。突発的に走って逃げる、大声でわめくなど行動はクマをさらに怯えさせて防御的な攻撃に移る可能性があります。
急な動きは避け、目を逸らさず(ただし睨みつけずに)背中を見せずにゆっくりと後退しながら遠ざかること。クマとの間に立木や障害物がある場合は、万一の突進に備えてクマとの直線上に入るように移動すること。2人以上いる時はまとまって行動すること。


《クマと対峙してしまった時に絶対に避けるべき行動(NG行動)》

✕NG!》大声や悲鳴を上げる
   ⋯クマを興奮させてしまいます
✕NG!》背中を見せて逃げる
   ⋯クマは本能的に追いかけてきます
✕NG!》走って逃げる
   ⋯クマは素早く動くモノに反応します
✕NG!》子グマに近づく
   ⋯近くにいる親グマに攻撃される危険が高まります
✕NG!》クマに食べ物や残飯を与える
   ⋯ヒト由来の食べ物を与えると、容易にヒトの前に現れるようになります
✕NG!》クマ奪われた食料や荷物を取り返そうとする
   ⋯クマは一度自分の獲物と認識したモノに強い執着を示すため非常に危険です



クマに襲われてしまった時は(防御姿勢)


明らかにこちらへ向かってクマが突進してきた場合は、覚悟を決めて対峙する必要があります。これまでの対峙方法(静かにクマとの距離を開けて静かに去る)とは対処方法が全く異なります。

●クマが突進してくる場合は次の2パターン
・ブラフチャージ(威嚇行動)
  ⋯突進してきて地面を激しく叩くなどして後退していく
   ※大半はブラフの行動と言われています
・本気の攻撃

残念ながら、クマ突進してきた段階ではブラフチャージか本気の攻撃かどちらか判断することはできません。

●クマが突進して向かってきた場合は、以下の行動を取る!
・複数人数がいるとき固まって行動する!
・少しでも高いところに登る、腕を振るなど体を大きく見せる行動を取る!
大声を出してクマを威嚇する!
・手に武器になりそうなものを持ってクマの鼻先・顔をめがけて叩きつける

●クマに攻撃を受けてしまったら、すぐに防御姿勢を取る!
クマが突進して来て攻撃を受けてしまった時は⋯
・地面にうつ伏せになって顔と腹部を守る!
・腕を頭で組んで首の後ろと頭部を防御する!
・転がされてもその勢いで元の姿勢に戻る
過去の被害事例を見ると、クマは前足の爪の一撃目で、顔やお腹を狙ってくることが多いようです。




※これらは一般的にクマに対して有効とされている情報をまとめてご案内してたものです。
※上記情報の行動をすることで安全が保証されるものではありません。
※上記情報を元に行動したことによるいかなる結果についても当キャンプ場では一切の責任を負いかねます。