この時期の和琴半島や道沿いでは、銀白色の葉を付けた樹木が目を引きます。イヌエンジュです。中国原産のエンジュに似ているけど異なる…という意味で“イヌ”が命名にプラスされたとか。アイヌ語ではチクペニと呼ばれ、樹皮から発する臭気が魔を撃退すると信じられており、流行り病が発生したときなどは家の入口にこの木の枝を立てた、と伝えられています。
日を追うごとに葉は伸びて広がり、緑色が濃くなっていきます。イヌエンジュの葉が、周囲の樹々の葉に溶け込むぐらいの緑色に変わると、このあたりの新緑が揃ったことになるのです。
#2024年は阿寒摩周国立公園90周年
#2024年は和琴フィールドハウス10周年
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