知っていますか?焚き火のマナー

登録日: 2023/06/14

焚き火はキャンプの楽しみのひとつであり、調理だけでなく、火を眺めるだけでも至福の時間を過ごすことができます。しかしながら、火を使用することは同時に責任も伴います。

今年(2023年)の4月、東古屋地区では不注意な入山者の行動が原因で山火事が発生し、3日間も燃え続けるという事態が起きました。東古屋地区は山間部であり、些細な不注意が山火事に発展する可能性があることは珍しいことではありません。

焚き火をする際にも十分な注意が必要です。特に灰捨て場では完全に消火した「灰」のみを捨てるようにお願いしていますが、残念ながら灰捨て場ではメラメラと炎が上がっていることが時々あります。

焚き火の灰は、表面だけでなく中までしっかりと鎮火させる必要があります。薪を完全に灰にするには、薪の太さにもよりますが、おおよそ2〜3時間かかります。

そのため、就寝時間チェックアウト時間などを考慮して、計画的に焚き火を行うことが重要です。安全に最後まで楽しく過ごしていただくためにも火の取り扱いにはお気をつけください。

火を消しきれない場合は火消し壺(火消し袋)などを利用し、灰や炭などの燃えカスをすべて持ち帰ることもひとつの方法だとも思います。ベテランのキャンパーさんなどは飯盒などに入れ持ち帰る方も多くいます。

また、ゴミや燃えきれなかった薪や枝、丸太などは引火して火災に繋がる恐れがあるため、灰捨て場には絶対に捨てないでください。

ちなみに、焚き火の不始末で山火事になると森林法違反(失火)で50万円以下の罰金を科せられることがあります。また、燃え残った炭や灰は放置すれば廃棄物処理法違反(不法投棄)になり得ます。

私たちのキャンプ場では、美しい緑の中で心地よい時間をお過ごしいただけるよう、この春から緑地の維持に力を注いでいます。多くのお客さまに満足していただくためにも以下のことをお守りいただくようお願いしています。

直火を禁止しています。そして焚き火台より溢れる炭や燃えカス、熱などで芝や木の根を傷めないために焚き火シートの使用もお願いしています。焚き火の際には焚き火台と焚き火シートをセットで必ずご使用ください。

炭は土に還らないため、炭を地面に撒いたり放置したりすることは、ゴミを捨てる行為と同じです。地面を汚すことなく美しく保つだけではなく、健やかな地面環境を保つためにも炭や燃えカスを地面に放置しないでください。

私たちも注意して見ています。しかし、こういった行為は私たちの見えないとことで、私たちに見えないうよに行われています。火災が発生し、このキャンプ場が閉鎖になってしまわないためにもご理解とご協力をお願いいたします。

レイクサイドベース管理事務所